連帯債務 とは・・・

連帯債務

連帯債務というのは、複数の人が1つの債務について、それぞれが独立して全責任をおう債務のことをいいます。そのうちの一人が全債務を弁済すれば、全員分の債務が消滅します。債権者側は、各債務者に対して、個別に全額の債務要求をすることもできます。また、債務者側の1人が、債務取り消しとなっても、他の債務者にはなんら影響を及ぼさず、債務の返還義務があるという、極めて強い債権効力をもっています。債務者の1人が他の債務者の弁済をした場合、その負担分の肩代わりをしてもらった債務者に対して求償権をもつことができます。

連帯債務をおう債務者のことを、1人の債務者からみて、連帯保証人を呼ぶことがあります。通常の保証人と異なり、保証人に催告の抗弁権と検索の抗弁権がないことが特徴の、強い債務関係です。すなわち、通常の保証人であれば、本来の債務者への請求や、本来の債務者の財産差押えを先行させられますが、連帯保証人の場合、それはできないということです。

連帯保証人になるさいは注意が必要です。