抵当権 とは・・・

抵当権

抵当権というのは、担保の1種です。担保というのは、融資を受けるために債務者側から債権者側に提供されるものです。

抵当権というのは、非占有型の担保物権のことをいいます。すなわち、担保として債務者側が提示したものを、債権者側に渡すことなく、債務の履行中は債務者側が保持し続けるものです。債務の履行が不可能になった場合にはじめて債権者に担保物権が渡されます。たいていは不動産につけられますが、動産につけることもあります。

抵当権は登記、登録されている物権にしかつけることができませんが、同じ物権に重ねて登録することができます。通常、抵当権を登記した順番に1番抵当権、2番抵当権という風に順序付けられ、その順番に際して優先的に弁済が受けられます。

抵当権の反対語として質権というものがあります。質権は占有型の担保物権のことをさし、担保として債務者側が掲示したものを、債権者側に渡す必要があります。